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かな視協ニューズレター「虹」

2016年02月04日

2013年度第3号(通算第43号)

今号の主な内容

  • 巻頭言
  • 第4回役員会報告
  • 日帰りバス研修ツアー(薩摩芋掘りと民家園見学)のお知らせ
  • 第2回神奈川ぶらり探訪のご案内
  • こちら情報室
  • 視覚障害者と外出(その3)
  • 寝ててもわかる『ス・ガ・タ』のはなし 第1夜
  • 編集後記

本誌は、視覚障害者に対する情報のハンディキャップに考慮し、同じ内容を以下の媒体で発行しています。 ①墨字版 点字に対し一般文字のことで12ポイントと18ポイントの2種類 ②点字版 両面印刷の通常の日本語点字1種類 ③音声版 音訳者による録音でデイジー方式のCD1種類 購読をご希望の方は神奈視協までご連絡ください。また、お知り合いの視覚障害者にもご紹介ください。

行事案内(2013年度№3)

ここでは、神奈視協やピアプレースが主催したり共催したりする行事を中心に、発行日の9月15日以降のものをお知らせします。 申込み電話番号はいずれも090-3405-4294(神奈視協・ピアプレース共用)

1.日帰りバス研修ツアー(薩摩芋掘りと民家園見学)(今号で詳細案内)
日時
2013年 10月6日(日曜日)
8時45分から16時00分
場所
黒川東営農団地・川崎市立日本民家園
参加費
1人1000円(ガイド700円)、会員外1200円
申込み
9月10日(火曜日)から25日(水曜日)の間に電話で申込み
2.第2回神奈川ぶらり探訪(今号で詳細案内)
日時
2013年 11月23日(土曜日、祝日)
9時30分から13時00分
集合場所
京急神奈川新町駅
行き先
神奈川宿(主に東京寄りのエリア)
解散
神奈川地区センター
参加費
1人700円(ガイドも同額)、会員外1000円
申込み
10月1日(火曜日)から11月15日(金曜日)の間に電話で申込み

点字版・墨字版ニューズレター購読の正会員・賛助会員へ、今号より点字と墨字の双方を送付することになりました。点字版購読者は晴眼者に見ていただくために、墨字版購読者は点字の啓発のためにご活用ください。  購読会員で点字版を希望する方は、個別にご連絡ください。

あなたもご一緒しませんか!神奈視協の活動に!

私たち、横浜市神奈川区視覚障害者福祉協会(神奈視協)は、視覚障害者とその家族の親睦・交流と視覚障害者の福祉向上を目指している団体です。 「最近字を読みにくくなった。」「夜になると特に見えにくさを感じる。」「階段を下るのが怖い。」そんな悩みを抱えているあなた! 「目をしかめて本を読んでいる。」「私と視線が合わない。」「置いたものを手探りで探している」そんな様子が見られるご家族をお持ちのあなた! もしかすると、それは視覚障害の初期の症状かもしれません。 そんなご本人やご家族の力になるのが、神奈視協です。まずは気軽にご連絡ください。私たちも同じ視覚障害者ですから安心してご相談いただけます。 また、神奈視協には視覚障害者支援センターピアプレースという外郭団体があり、視覚障害者とその支援者を応援しています。どうぞご利用ください。 まずは電話連絡を! 電話 090-3405-4294(神奈視協・ピアプレース共用) ピアプレースにはホームページもありますので覗いてみてください。 ご連絡をお待ちしています。

巻頭言

会長 神崎好喜

さっさと入りさっさと明けた梅雨、そして長く厳しい夏、昔とは違う気候変化に戸惑っているのは私だけではないはずです。何が原因なのでしょうか。  実は太平洋高気圧が強まって西日本を広く覆い、そこへ大陸育ちの熱い風が吹き込んだのが原因で、高知県四万十市の気温が日本歴代最高の41℃にもなる結果となったんだそうです。このように天気や気候は勿論、物事には必ず原因と結果があります。では、なぜ太平洋高気圧が強まったんでしょう。なぜ大陸で熱風が育ったんでしょう。おそらくそれにもそれぞれ幾つかの原因があって、その原因一つ一つにもまたそれぞれの原因があるはずです。皆さんは、その原因をどこまで辿ることができますか。源を突き止めることができますか。  さて、このところ『領土問題』が注目されています。島根県の竹島に韓国の政治家が上陸したとか沖縄県の尖閣諸島周辺の領海に中国の監視船が侵入したとか、日本は今や【それを望む人により】『領土問題』の渦中に立たされています。私は日本人ですから何の自問もなく竹島も尖閣諸島も日本の領土だと信じています。でも同様に、韓国人や中国人も何の疑問もなくそれらが自国の領土だと思っていたとしても不思議はないのではないでしょうか。  そこで登場するのが原因と結果です。どの国の政府も、自国に都合のいい原因(これこれの条約)によりこれこれの結果(ここは自国の領土)なのだと主張します。でもそのどれもが、どこまでほんとのほんと、根っこの根っこを辿っているといえるのでしょうか。私は正直なところ、ほんとのほんと、根っこの根っこがわかりません。一応日本政府の説明まで否定しようとは思いませんから、竹島も尖閣諸島も日本の領土と思っていますが、こんないい加減なのははたして私だけなのでしょうか。そんなあやふやなままで、日本のみが正しく他国が誤りと言ってしまっていいのでしょうか。  ここまで読まれた方の中には、既にはらわたが煮えくり返っている方もあるかもしれません。そうした方へは焼け石に水かもしれませんが、けっして私は、他国のみが正しく日本が誤りと言っているのでもないんです。  物事には原因と結果があると私は書きました。それと同じかそれ以上に、原因がわからない、辿れない、折り合えない物事があるとも思っています。そんな物事にぶち当たった時、自然科学ならまだしも、都合のいい原因に固執するのはやめ、人間らしい知恵を使うのも必要なのではないかと言いたいのです。  源をどの歴史的事実に採るかで結果も変わり、時には武力争いにもなる領土問題。最近は、『はだしのゲン』を閉架にして被爆体験や戦争の悲惨さから目を逸らさせるなど『平和を考える8月』という風潮も薄らいでしまった中で、一歩誤れば戦争にもつながりかねない領土問題を人間の知恵で乗り切るために、今こそ皆で『争いを望まない私宣言』(仮称)をしてはどうでしょうか。  歴史研究は大事ですが、自国に都合のいい出発点から始めるナショナリズム的原因論・歴史観は、絶対にいい結果にはならないと、私は思うのです。

第4回役員会報告

今年度第4回役員会は、7月27日(土曜日)の午後にはーと友神奈川で行われました。主な内容は次のとおりです。

1 当面の行事について

9月1日(日曜日)の防災・減災市民セミナー、10月6日(日曜日)の日帰りバス研修ツアー、11月23日(土曜日、祝日)の第2回神奈川ぶらり探訪についての計画を検討しました。詳細は今号の各関係記事を参照してください。 その他、スマートフォンの体験会や新年会についての検討も行いましたが、最終決定は今後に持ち越しました。

2 ピアプレースの作業的事業(例えば点訳事業等)の工賃の決め方について

ピアプレースでは、講演会講師やガイドボランティア養成研修協力者等への謝金については規定を設けて公平・適正な支払いを行っていますが、その規定で作業的事業(例えば点訳事業等)の工賃を支払うと赤字となってしまいます。そこで、新たに次のような工賃に関する規定を設けることとしました。  ①収入の3分の1をピアプレースの利益として確保し、  ②残りの3分の2から原材料費を引き、  ③その残額を作業に要した延べ時間で割って1時間あたりの工賃とし、  ④実動時間に相当する額をその人の工賃とするというものです。  この規定は、今年度になって受託した点字名刺作成や団体の会報誌の点訳・発送等から適用することとしました。

3 ガイドボランティア養成研修への協力について

昨年の7月と11月に行ったガイドボランティア養成研修と同様の研修が今年は11月に行われることになり、主催者の区社協から協力依頼がありました。ガイドボランティアは視覚障害者の外出に欠かせないこと、今でも人数が不足していることから、引き続き協力することとしました。会員の皆さんにもご協力いただくことになりますので、よろしくお願いいたします。

4 神奈視協設立50周年記念事業について

神奈視協は、2015年で設立50周年を迎えます。役員会ではそれに向けた記念事業の検討に入りました。 具体的には、①記念式典と祝賀会の実施、②記念誌の発行、③記念品の配付で構成することとしました。早く手を着けなければならないのは記念誌発行に向けた編集作業ですので、戸塚さんを編集委員長として役員全体で作業に当たることとし、8月18日(日曜日)に第1回の編集委員会を開くことにしました。 式典や祝賀会、記念品については、来年度から作業に着手します。皆さんにも協力のお願いをすることがあるかもしれませんので、その際はよろしくお願いいたします。(関連記事が記事下部にありますのでご参照ください。)

日帰りバス研修ツアー(薩摩芋掘りと民家園見学)のお知らせ

秋晴れの下、『あおぞら2号』に乗って、バス研修旅行に出発しましょう!  今回は、都会では珍しい自然豊かな川崎市麻生区の黒川東営農団地の畑で、薩摩芋掘り。もちろん収獲した薩摩芋は、持ち帰って味わっていただきます。  その後バスで川崎市立日本民家園に行きます。そしてまずは園内にある蕎麦処『白川郷』で日本蕎麦をいただき、それから店内の見学をします。  そして園内を散策。藍染め体験コーナーやグッズ販売コーナーもあり、楽しめること間違いありません。また、のんびり休みたいという方には、休憩室もありますので、くつろいでいただけます。  雨天の場合は薩摩芋掘りに代わり、横浜市歴史博物館へ行きます。ここには江戸時代の籠や菅笠、旅衣装などがあり、実際に籠に乗ったり、旅衣装を纏うこともでき、江戸時代の旅人になった気分が味わえます。また、縄文時代の竪穴式住居に入って中を触ることもできます。  そんな楽しい今年度の日帰りバス研修ツアーに是非ご参加ください。  なおこの行事は、共同募金助成金を運営費の一部に当てて行うものです。

日時
2013年 10月6日(日曜日)
8時45分から16時00分
集合場所
ハート友正面玄関前に8時30分
解散
ハート友正面玄関前で16時00分(予定)
交通
最寄駅はJR東神奈川駅または東急反町駅
参加費
会員1000円(そのガイドは700円)
会員外は一律1200円(芋掘り代、昼食代、保険料等)
持ち物
①視覚障害者は必ず身体障害者手帳をご持参ください。
②その他、軍手、汚れ落とし雑巾、収獲用レジ袋(氏名記載)等。
③藍染め体験希望者は、ハンカチをご持参ください。
申し込みについて

9月10日(火曜日)から9月25日(水曜日)の10時から18時の間に下記へ電話

連絡先について

電話:090-3405-4294(神奈視協・ピアプレース共用) 平日の10時から17時(留守電の際は①から③を録音) ※留守電の時は、氏名、ガイドの有無、ご自分の電話番号を録音。 MAIL:peerplace@88.netyou.jp

会長より:スイートポテトはいかが?

材料:薩摩芋500g(大2本)、砂糖40g、生クリーム60cc、バター15g、卵1個  作り方  1.薩摩芋を1cm程の輪切りにし、容器に入れて蒸し器で15~20分程蒸す。  2.熱いうちに皮を取り除き、ヘラで潰し、砂糖・生クリーム・バターを加え、潰しながら混ぜ合わせる。裏ごししてから砂糖等を混ぜて潰してもいい。  3.弱火に掛けて、ポッテリとするよう練り混ぜる。  4.形を整えアルミカップ(アルミホイルで器をつくってもいい)に入れ、とき卵を刷毛で塗って、200度のオーブンで5分焼いて完成。  「さあ、どうぞめしあがれ!」

第2回神奈川ぶらり探訪のお知らせ

5月28日(日曜日)に行った第1回神奈川ぶらり探訪には、多くの方にご参加いただき誠にありがとうございます。神奈川区に住んでいながら、意外と知らないことが多いものですね。  さて前回に引き続き、今回お知らせする第2回神奈川ぶらり探訪は、神奈川宿の江戸見付側(東京寄り)を探訪する計画を立てました。約1.5キロの平坦な道を前回よりゆっくりと2時間かけて歩きます。もちろん昼食もご用意いたします。  今年度の街歩きはこれで終了しますが、来年度以降も神奈川宿の探訪を続けていく予定です。神奈川宿の全ての制覇を目標に、第2回神奈川ぶらり探訪に奮ってご参加いただきますようよろしくお願いいたします。

日時
11月23日(土曜日、勤労感謝の日)
9時30分から13時00分
集合
京浜急行神奈川新町駅改札口に9時30分
解散
神奈川地区センターで13時00分
交通
最寄駅はJR東神奈川駅または東急反町駅
見所
①見付:宿場の両側にあり、江戸側の口を江戸見付という。
②長延寺跡:浄土真宗の寺で吉田村に建立、後に神奈川宿に移る。
③良泉寺:浄土真宗の寺で、当初は小机に草庵を結んだ。
④笠のぎ稲荷神社:観福寿寺の住職が創建。寺の守護神とした。
⑤上無川:神奈川の呼び名の起源になったといわれる川。
縁の人
①岡倉天心:国際的思想家で、長延寺で漢籍を学んだ。
②越野栄松:山田流筝曲の盲目の代表者。良泉寺に墓碑がある。
参加費
会員700円(のガイドも700円)会員外1000円
ただし、ガイヘル・ガイボラを除く会員外の方は1000円とします。
申し込みについて

10月1日(火曜日)から11月5日(金曜日)の10時から18時の間に下記へ電話

連絡先について

電話:090-3405-4294(神奈視協・ピアプレース共用) ※留守電の時は、氏名、ガイドの有無、ご自分の電話番号を録音。

ご注意

①歩きやすい服装でご参加ください。  ②途中で飲むための飲み物は各自でご用意ください。  ③次号でもお知らせいたしますので、ゆっくり申込んでください。

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こちら情報室

今号でお知らせするのは次の3つです。

1 よこはま健康ポイントラリーについて(区役所健康づくり係より)

横浜市では、市民がいつまでもいきいきと活躍できる地域社会をめざして、「百万人の健康づくり戦略」に取り組んでいます。この取組の一環として、「よこはま健康ポイントラリー」を実施することになったそうです。  期間は9月1日から12月10日で、その間に3ポイントを集めて専用応募はがきで応募すると、抽選で景品が当たるそうです。  ポイントの集め方は、まず3ポイント中の1ポイントは特定健診やがん検診などの各種健康診査を受診して集めます。残りの2ポイントは横浜市の指定する健康づくりに関連したイベントに2回参加して集めます。10月13日(日曜日)の区民祭も該当イベントになっていますし、今号でお知らせしている芋掘りや神奈川ぶらり探訪も横浜市の指定が受けられる見込みです。  専用の応募はがき付きリーフレットは、区役所や各区スポーツセンターなどの指定イベントが行われている会場で配布される他、芋掘りやぶらり探訪が承認されればそれらの参加者に神奈視協やピアプレースからも配布します。  今年の秋は、みんなでスタンプを集めて景品と健康をゲットしましょう!

2 赤い羽根共同募金の活動について(区社協より)

「赤い羽根共同募金にご協力お願いしまあーす!」という声を聞くと、秋の深まり、年の瀬間近の印象を受けます。  実はこの赤い羽、神奈視協やピアプレースはその募金の中から助成金をいただいていて、歌声喫茶・防災館見学・コーヒー教室・鉄博見学などに使わせていただいてきました。今年も芋掘りに使わせていただく予定です。  そこでただ使わせていただくだけでなく、1人でも1円でも多くの募金をいただくために、駅頭での募金活動に参加しています。今年の予定日時と場所、担当役員は次のとおりです。参加いただける方は直接現地へお越しください。  ①10月2日(水曜日)10時から12時 東急東横線反町駅頭 渡邊信子・神崎孝子  ②10月3日(木曜日)10時から12時 JR東神奈川駅西口 小嶋正巳・神崎孝子

3 神奈川区移動情報センターについて(区社協移動情報センターより)

神奈川区移動情報センターは、障害のある方が快適に外出するために、次のような事項についての相談や情報提供を行っています。是非ご利用ください。  ①外出を支援するサービスや制度についての相談・情報提供  ②社会参加・余暇活動・通院・通所・通学等について  ③ガイドヘルパー、ガイドボランティアや車による移動サービスについて等  電話:045-311-2678 ファックス:045-313-2420  窓口ははーと友神奈川1階にありますが、来所の際は予約が必要です。

視覚障害者と外出(その3)

会長 神崎好喜

このシリーズも今回で3回目、そろそろ使う言葉の定義のようなものを共有しておく方が誤解を減らせていいように思います。まずは、私が視覚障害者の自立の第一歩と書いた『単独歩行』の定義を考えてみましょう。  視覚障害者に向かって何気なく「あなたは単独歩行できますか?」とか「1人歩きできますか?」と尋ねたりすることがあります。尋ねられた視覚障害者も、何気なく「はい!」なんて答えたりしています。この場合の「単独歩行」と「1人歩き」は言葉こそ違いますが、意味するところは同じです。  大事なのは、尋ねた側も答えた側も「誰の援助も借りずに」とは一切考えていない点です。途中で「すみません!ちょっとお願いします!」と他人の援助を求めようと、誰かから「お手伝いしましょうか」と言われてその人の援助を受けようと、つまり厳密に言えば「ほんとの3人だけ」ではなかったとしても、それは「単独歩行」であり「1人歩き」なのです。  今のように福祉施策が整っていなかった時代、そしてその頃は今のように高齢の視覚障害者が多くなかった時代、別の言い方をするなら先天性の視覚障害者や若年の視覚障害者が多かった時代ということになりますが、その頃は本当に単独歩行、1人歩きする視覚障害者が多くいました。ガイドヘルパーやガイドボランティアの制度がなかったのですからやむをえないといえばやむをえないのですが、あんなに街のバリアフリーが進んでいなかったのに、社会の視覚障害者に対する偏見も多かった時代なのに、よくも単独歩行、1人歩きをしていたものだと驚くばかりです。 ということで、今後このシリーズで「単独歩行」とか「1人歩き」とある場合は、あらかじめガイドヘルパーやガイドボランティア、家族や友人、その他誰でもその外出に同行する人を用意せずに、視覚障害者が単独で出かけることをいうことにしましょう。もちろん歩行中であれ交通機関を利用している時であれ、その場限りでの援助を受けることは問題なしとします。また歩行補助具についても、白杖(電子的センサーによる警告装置のあるものを含む)、電子的歩行補助具、その他現在実用化されているものであれば何を用いてもよく、盲導犬もこれに含まれるものとします。ともかく、同行して援助する人をあらかじめ用意せずに行う歩行のことだと思ってください。  さて、皆さんは単独歩行の長所と短所を考えたことがおありでしょうか。また、単独歩行のできる視覚障害者とできない視覚障害者、単独歩行をしたがる視覚障害者としたがらない視覚障害者、単独歩行をしやすい環境としにくい環境、そんなことを考えたことはおありでしょうか。  実は、在職時代に歩行訓練の担当だった私は、こうしたことをよく考えたものです。何が正しく何が誤りということはありません。次号のニューズレターが届くまでの宿題にしますので、ちょっと自分の胸の中で考えてみてください。そして、次号で答え合わせをすることにしましょう。

寝ててもわかる『ス・ガ・タ』のはなし 第1夜

さて、今夜から「寝ててもわかる『ス・ガ・タ』のはなし」をしてしんぜよう。寝ててわかるス・ガ・タといっても寝姿の話ではない。間違えんように!  姿のスはスマホのス、姿のガはガラケーのガ、姿のタはタブレットのタじゃ。待て待て!スマホだ何だと言ったからといって逃げ出してはならん。ただ寝て聴いてりゃあいいんじゃ、そうすりゃわかるんじゃ。  何?「難しいんじゃないか」と?何を言っておる。悪い先生ほど優しいことを難しく話す。いい先生は、難しいことを優しく話す、わしはそっちじゃから何の心配もいらん。まあそこで寝ながら聴け!  まず第1夜は、ス・ガ・タの真ん中のガ、つまりガラケーの話をしてしんぜよう。ガラケーと言っても、がらっぱちの敬三ではない。第1そんな男はわしは知らん。ガラケーとは、ガラパゴスケータイのことじゃ。  そもそも携帯電話が世に出てからかれこれ30年近くになるが、初めのうちは大きくて、しかも圏外といってつながらない所が多かった。だからあんまり売れなかったんじゃな。  しかしどこにも頭のいい者はいる。日本独特のうまい通信方式を使えばよくつながることがわかったんじゃ。それで日本の携帯電話は爆発的に広がった。  ところがそれに横槍を入れたやつがいる。韓国のサムスンとか米国の林檎、いやいやアップルじゃ。彼らは日本とは別の通信方式で世界に打って出たもんじゃから、日本独特の携帯電話が出られんようになった。グローバルスタンダードというやつじゃな。おっと、愚者には難しすぎたか?だったら国際標準というやつじゃ。つまり、島国日本に取り残されたわけじゃ。それがちょうど進化から取り残されたガラパゴス島の生物のようじゃから、ガラパゴスの携帯、つまりガラケーと呼ばれるようになった。どうじゃ、わかりやすいじゃろ。  しかしじゃな、このガラケー、たとえば『らくらくホン』の類じゃが、スマホやタブレットに比べると視覚障害者にはつかいやすいんじゃ。  どうじゃ、『らくらくホン』は持っておらんが触ったことのある者は多くいよう。二つ折りになっててじゃな、一方の内側はつるつる、もう一方の内側には「わかりにくい」という者もいるが、ともかくじっくり触ればわかるボタンがついておる。スマホがつるつるのガラスに写ったボタンやマークを便りに操作しなければならないのに対し、ガラケーには少なくとも本物のボタンがついておるから視覚障害者にも使えるわけじゃ。  しかし世の中は厳しいもんじゃ。去年など、日本国内で売られた携帯電話の7割までがスマホなんじゃ。こうなると、ガラケーの『らくらくホン』はもう出んじゃろうということで、視覚障害者の中には『らくらくホン』をなくさんでほしいと言っている者もおる。なかなか難しいのお?  ということで、わしもそろそろ眠うなった。第1夜からあんまりたくさんのことを話しても嫌がられるだけじゃ。今夜はここまでにしておこう。第2夜を楽しみに、虫の音でも聞きながらゆっくり眠るがいいぞ!

会長より:神奈視協設立50周年に向けてのお願い

当協会は2015年で設立50周年を迎えます。長きに渡り神奈視協事業を支えてくださった全ての皆様に深くお礼申し上げます。  なお、記念事業の1つとして50周年記念誌の発行を計画しておりまして、その中で『協会史』の編纂を重要な柱に据えたいと考えております。  ところがご賢察のとおり、視覚障害当事者団体は、その折々の記録を点字で取るのが難しいこと、取れたとしても点字の場合には非常に嵩張って保管がしにくいこと、保管できたとしても墨字より磨耗・劣化しやすく保存状態が良くないこと、記念誌や会報誌の発行や保管もしにくいこと等から、文字による歴史発掘が極めて困難な状況にあります。  そこで記念誌編集委員会としては、当協会やその運営について比較的ご存じであろうと思われる方々にインタビューし、大雑把ながらでも記録に残すことを目標に『協会史』の編纂に取り組むこととしました。  つきましては皆さんへお願いがあります。当協会の『協会史』編纂に参考となるような文書(手紙や通知等)、資料(会議や行事の配付物等)、記録(写真や音源等)、その他どんなものでも構いませんので、参考となるようなものがございましたら当協会へご寄贈いただけないでしょうか。また、皆様が覚えていらっしゃる事項につきましても、お話が伺えましたら大変参考になりますので、どうか何なりとお申し出くださいますようお願い申し上げます。

編集後記

戸塚辰永

この夏は猛暑続きで、皆さん、体調はいかがでしょうか?  特に、9月には夏の疲労が現れます。健康管理に注意して、秋の神奈視協・ピアプレースの行事で、皆さんの元気な声をお聞きできることを楽しみにしています。  さて、今月紹介する品は音声血糖値測定器です。  私も糖尿病ですが、会員の中にも糖尿病の方は少なくないかと思います。血糖自己測定は、どのようにやっていますか?もしよろしければ、次の音声血糖値測定器を検討されてはいかがでしょう。

製造・販売
テルモ社
商品名
メディセーフボイス、メディセーフフィットボイス
問い合わせ
テルモ・コールセンター フリーダイヤル0120-76-8150
(土曜日・日曜日・祝日を除く午前9時から午後5時)

投稿をお待ちしております。日頃お感じになっていること、お困りのこと、 会活動へのご意見等何でもかまいません。神奈視協事務局にお寄せください。

編集責任者より

ご好評いただいている神崎会長執筆の「視覚障害者と外出」の連載ですが、紙面の関係で今号では休載させていただきます。ご了承ください。

2013年度第3号(通算第43号)
発行日
2013年9月15日(年6回発行)
発行元
横浜市神奈川区視覚障害者福祉協会
発行責任者
神崎好喜
編集責任者
戸塚辰永
連絡先
〒221-0825 横浜市神奈川区反町1-8-4
 はーと友神奈川2F神奈川区福祉保健活動拠点内
 電話 090-3405-4294(神奈視協・ピアプレース共用)

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